日本初の完全なハイパースペクトルイメージングソリューションとなる高機能分光システムを発売

英弘精機株式会社(以下 EKO)は、ドイツのLuxFlux社(以下 LuxFlux)と日本初の商用ハイパースペクトルイメージング(HSI)ソリューションとなるOpsis HSI-1700 イメージングスペクトロスキャナを、2020年6月9日より販売開始した。

電磁スペクトルのさまざまな成分との相互作用による物質と材料の科学的測定である「分光分析」は、成分分析や濃度分析などさまざまな用途に用いられている。

HSI処理は、「分光に空間分解能を追加した、分光分析の新たな手法であり、見えないものを可視化します。」とLuxfluxのCEOであるJan Makowski博士は説明している。

分光分析は製薬、食品業界では品質管理のために使用されることが多く、従来の方法では、サンプル全体の組成や品質を詳細に判断することができず、「平均」の評価しかできなかった。

Opsis HSI-1700 イメージングスペクトロスキャナの特長

Opsis HSI-1700 イメージングスペクトロスキャナは、サンプル表面をマッピング分析することで、材料の不均一性や不純物を識別し画像表示させることができる。

日本で初のHSIモジュラーシステムOpsis HSI-1700 イメージングスペクトロスキャナは、高解像度のハイパースペクトルカメラ、スペクトル特性の優れた光源、カメラと連動して動作するサンプルステージで構成され、高精度な測定ができるように最適化されている。

また、機械学習ベースのAIソフトウェアは様々なユニークなアルゴリズムを搭載し、使用目的に合わせて、カスタマイズすることができる。

たとえば、医薬品の分析で、HSIを備えたOpsis HSI-1700 イメージングスペクトロスキャナは、錠剤または丸薬の有効成分の量だけでなく、有効成分の分布を明らかにすることができる。

製造プロセスに組み込むと、Opsisは他の分光法よりも10~100倍の範囲の速度でサンプルをマッピングすることができ、より深く正確で詳細な分析を短時間で提供する。

EKOの新システムについて長谷川 壽一社長は、「古典的なポラロイド写真とMRIの違いのように、日本の食品および製薬業界の品質管理における変革的ソリューションになり得る」と説明した。

「HSIは複雑ですが、このOpsis HSI-1700 イメージングスペクトロスキャナでは、ユーザがボタンを1回押すだけでハイパースペクトル画像を記録、解析することができます。品質管理と材料分析にとって、高速で使いやすく、非常に効率的で深く評価できるように設計されています」とMakowski博士は説明した。

Opsis HSI-1700 イメージングスペクトロスキャナ紹介ページ
https://eko.co.jp/products/physical-property/life_science/drug_disc/hsi-1700.html

お問い合わせ
英弘精機株式会社
TEL:03-3469-6713
E-mail: info@eko.co.jp
https://eko.co.jp

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