SXGA近赤外線エリアカメラ「ABA-013VIR」を開発

株式会社アバールデータ(以下アバール)は、5月に発表されたSONY社製 広帯域・高感度の新しいInGaAs SWIRイメージセンサを採用した”広帯域・高感度” 近赤外線カメラ「ABA-013VIR」を、2020年中での発売予定で開発する。

ABA-013VIRはSONY社製InGaAs SWIRイメージセンサIMX990を搭載することで、(1)可視光(400nm)から非可視光/近赤外線(1700nm)までの広帯域でシームレスな撮像を実現。(2)有効画素数は約134万画像、1280(H)×1025(V)の高解像撮影ができる。

画像出力用のインタフェイスにはEthernetとCameraLinkを用意している。

半導体分野や食品分野や農産物の選別や食品分野、薬剤・化粧品分野など幅広い産業分野で精密な検査要求が広がっている中、今回の製品は、従来の可視光での検査と同時に肉眼では見えない非可視光(近赤外線)による検査も可能になるため、欠陥検査・異物検査や材料の選別など産業分野でのさまざまな検査要求に応えることができる。

広帯域・高感度 近赤外線カメラ「ABA-013VIR」特長

●可視領域から近赤外線領域まで対応(感度帯域:400nm~1700nm)
●有効画素数は約134万画像、1280(H)×1025(V)の高解像で撮影
●5μmの画素サイズにより、検査精度の微細化を実現
●カメラ出力はEthernetとCameraLinkに対応

ABA-013VIRの撮像サンプル

写真1)①塩、②化学調味料、③砂糖を可視光の撮影では、いづれも白く映り、識別が難しいが、近赤外線カメラで撮像すると、水分量の違いで①塩は明るく、③砂糖は暗く撮影され識別可能となる。

写真2)パンの乾燥状態の撮像。①は数時間保存したもの、②は購入時、パッケージから出したばかりのもの。可視光では判別でない状態でも識別できる。

ABA-013VIRの主な仕様

ABA-013VIRと従来の当社製品ABA-003IRの対応帯域の比較図

ABA-013VIRと従来の当社製品ABA-003IRの対応帯域の比較図

■問い合わせ
株式会社アバールデータ
TEL:041-732-1030
E-mail:sales@avaldata.co.jp
https://www.avaldata.co.jp/

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