AIニーズに応えるプラットフォーム「SIGNAL」をリリース
~ お天気カメラのリアルタイム映像解析データを提供開始

人工知能(AI)を活用した情報解析サービスを提供する株式会社Spectee(以下「スペクティ」)は、画像解析や自然言語解析、音声認識・発話など、企業の様々なAI開発ニーズに、より簡単に、より安価に、より短い納期で開発を行うためのプラットフォーム「SIGNAL」の提供を開始する。

AI開発プラットフォーム「SIGNAL」とは

これまで多くの企業がAIを導入したくても、コスト面や、機械学習に必要な十分なデータ量を保有していなかったり、また開発期間が長くすぐにAI導入の効果を測定できないなどの理由で断念せざるを得ない状況であった。そういった問題を解決し、企業の様々なAIニーズに対して、より安価に、より早く、より簡単にAIを実装できるようにしたサービスプラットフォームである。企業は「SIGNAL」を利用することで、たとえばカメラ映像の物体判定などを10枚程度の画像素材から機械学習に必要な画像を生成し、AIによる高い精度の画像判定が行えるようになる。


AI開発プラットフォーム「SIGNAL」

スペクティではこれまで、2014年にリリースして、いままでに報道機関や官公庁、自治体、民間企業など220社以上が導入するSNS緊急情報サービス「Spectee」を始め、AIアナウンサー「荒木ゆい」、AIを活用した観光情報サービス「Localive」、AI自動音声認識・文字起こしサービス「VoiceClip」、AI画像解析をベースにしたマーケティングリサーチやカメラ映像の解析サービスなど、様々なAI開発を行ってきた。また、2019年3月にAIコンピューティングカンパニーである、NVIDIA社より「NVIDIA Inception Program」のパートナーとして認定を受けるなど、AI開発には各方面より高い評価を頂いている。

AI開発プラットフォーム「SIGNAL」は、スペクティがこれまで培った技術やノウハウを集結し、より多くの企業に、より安価に、より早く、より簡単にAI導入をサポートしていくサービスプラットフォームである。スペクティは、この「SIGNAL」をベースに引き続き企業の様々なAI開発をサポートしていく。

カメラ映像のAI解析を活用した服装情報の実証実験を開始

近年、異常気象など平年から大きくかけ離れた天候により、季節外れの寒さや高温の日が多く発生している。一般財団法人日本気象協会(以下「日本気象協会」)が実施した調査では「あなたがこの1週間の中で、天気予報を見る目的や理由をお選びください」と質問を行ったところ、傘などの持ち物の参考のために天気予報を利用している人が最も多く(69.3%)、続いて、服装を決めるために参考にしている人が多い(46.5%)との結果がでている。

これらの結果から、日本気象協会では、当日の持ち物や服装を決めるために、天気予報において体感を重視した服装や持ち物に関する情報が重要であると考え、スペクティに対して、お天気情報カメラなどのカメラ映像をリアルタイムに解析し、服装などの判定をしたいとの要望があった。

スペクティは、日本気象協会とフジテレビと協力し、AI開発プラットフォーム「SIGNAL」をベースに、約2ヶ月でAIによる映像解析システムを実装し、2019年4月1日より、コート着用率や長袖と半袖の割合、傘の使用率など、カメラ映像のAI解析情報をもとにした、よりきめ細やかな価値ある生活情報の提供する「AI天気」として放送することを実現した。


服装判定イメージ

[カメラ映像のAI解析を活用した服装情報の実証実験]
フジテレビ系列「めざましテレビ」 午前6時50分頃の天気コーナー(全国)
放送期間:2019年4月1日~4月30日(予定) ※終了日は変更となる可能性がある。

※調査について(日本気象協会のサービスのための調査)
・実施期間 2018年3月9日~12日
・対象 東京、神奈川、埼玉、千葉に在住の800名
・調査方法 インターネット調査
・その他 年齢・税別は人口統計に準ずる、回答はいずれも複数回答

■問い合わせ先
株式会社Spectee(スペクティ)
https://www.spectee.co.jp/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください