Creaform、VXelements 3D測定ソフトウェア・プラットフォームの第10世代を発売

AMETEK, Inc.の事業部門であり、ポータブル3D測定ソリューションとエンジニアリング・サービスで世界をリードするCreaformは、創立20周年を迎えた7月4日、VXelements 10の発売を発表した。

VXelements 10は、新たなクラウド・ライセンシング・システムを特徴とし、3Dメッシュと3Dエンティティの編集機能や複数のCADデータのインポート機能に加え、MetraSCAN-R 3Dスキャナーと協働ロボット(cobot)との互換性も備えている。

今やVXscan、VXprobe、VXshot、VXmodel、VXtrack、VXinspect、VXscan-Rといった取得モジュールやアプリケーション・モジュールで構成される統合型3D測定ソフトウェア・プラットフォームとなったVXelementsの原点は、Creaformが初めて開発したソフトウェア・モジュールであるVXscanのバージョン1.0が発売された2005年にまで遡る。

Creaformの製品マネージャーであるフランソワ・ラシャンス氏(François Lachances)は次のように述べている。

「この新規にリリースされるソフトウェア・プラットフォームは、工業用寸法計測、検査およびリバース・エンジニアリングの新たなと業界標準となるでしょう。

私たちが目指したのは、Creaformの3D測定ソリューション全ラインナップと連携して高い相乗効果を発揮する、独自の差別化された最先端のツールセットの提供です」

VXelements 10の新たな機能と特徴

・プラットフォームの特徴
新たなクラウド・ライセンシング・システムが実装され、ライセンスを社内のユーザ同士で簡単に共同利用できるようになった。

チームメンバーの協力関係が深まることで、共同プロジェクトをより容易に、また、短期間で実施できるようになり、ソフトウェアへの投資を最大限に生かすことも今や難しいことではない。

・VXscan 3D データ取得・最適化モジュール
アップグレードされたVXscanモジュールにより、計算性能の向上、新たなターゲット・アライメント機能、オリジナルデータの保持機能といったマージスキャン(Merge Scan)機能が改善された。

・VXmodel scan-to-CADモジュール
VXmodel scan-to-CADソフトウェア・モジュールに、新たにクロスセクション機能(切断面のリサイジング、「任意に」指定したエンティティの断面距離と角度の測定表示)が柔軟なエンティティ編集ツールとして追加された。

・VXinspect寸法検査ソフトウェア・モジュール
ユーザーは、VXinspectに複数のCADモデルをインポートして利用できるため、より一層の柔軟性を獲得できるようになった。このため、対称形状物の作業が容易になり、組立部品を扱う場合の手間が省ける。

・VXscan-Rデジタルツイン環境ソフトウェア・モジュール
自動化された工業用寸法計測が、かつてないほど利用しやすくなった。VXscan-Rは、協働ロボット(cobot)を活用するCreaformのラインナップの1つで、スキャンセルの量産現場への導入工程を効率化し、オフライン・プログラミング・ソフトウェアによる優れたスキャン技術の活用を促進する。

創立20周年を迎えたばかりのCreaformは、次々と進んでいく開発を確実に推し進め、顧客の利益を常に最優先に考え、「常に革新を続ける」という目標に向かって邁進していく。

■問い合わせ
Creaform
https://www.creaform3d.com/ja

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