センスタイムジャパン、“にっぽん丸”でAI技術を活用した船舶画像認識システムの実証実験を商船三井と共同で開始

株式会社センスタイムジャパン(以下「センスタイム」)は、株式会社商船三井(「以下「商船三井」)と共同で、新たな船舶画像認識・記録システムを開発し、商船三井のグループ会社である商船三井客船株式会社(以下「商船三井客船」)の“にっぽん丸”に搭載、実証実験を開始した。

本実証実験は、センスタイムのAIプラットフォームを用いた認識技術に商船三井の持つ知見を盛り込んで開発した、他の船舶などを認識する画像認識エンジンと、商船三井の持つGPU(画像処理ユニット)を搭載した端末と超高感度・超高精度カメラを接続することで、高精度に船舶を認識し、また、それらを自動記録できる。

本取り組みは、当社の持つ、陸上における自動車の自動運転に必要な周辺車両や障害物の検知で培った技術を、海上において応用展開できないかとお声がけいただき実現した。

当社技術を活かして開発される画像認識システムは、夜間など視界不良時にも対応できるので、従来船舶自動識別装置(AIS)で捉えることが出来なかった小型の船舶(*)等の認知を可能とする。

本技術は商船三井の目指す「自律航行船」の実現に向けて必要な要素技術のひとつとなる、「見張りの自動化」のための画像認識として重要であると評価いただいた。

*船舶自動識別装置(Automatic Identification System)は国際条約および国内法で船舶への搭載が取り決められているが、300総トン数未満の外航船、500総トン数未満の内航船は搭載義務がない。

センスタイムは今後も、自社の持つテクノロジーの強みを生かし、広く日本の産業の発展に貢献する技術提供に邁進する。

■問い合わせ
株式会社センスタイムジャパン
https://www.sensetime.jp/

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