2023年2月、株式会社アイ・アール・システム(以下IRS)は、株式会社INPEX(以下INPEX)、株式会社mmガード()らとともに、ドローン搭載型のガス検知用カメラ「OGI640」によるメタンガス検知の実証試験を行った。
カーボンニュートラルへの取り組みが活発化する中、上空からプラントやパイプラインにおける目視では確認できないガス漏れをカメラで検知する最新技術への期待が高まっている。本カメラはメタンやプロパンなどの無色透明な可燃性ガスを可視化することができ、安全対策としても大きな効果が期待される。
メタンガスの可視化
埼玉県某所のINPEX保有設備にて、用意したガスボンベから低濃度のメタンガス(爆発や引火が起きず、人体に影響がない低濃度)を放出し、OGI640を搭載したドローンを飛行させ上空からメタンガスを撮影した。
強風や低気温といった悪条件の中でもメタンガスを可視化することに成功し、実用化に向けて価値ある成果を挙げることができた。今回の試験で確認された課題についてさらに議論を重ねていくことで、ドローンによる上空からのガス漏洩監視の実現を目指していく。
IRSでは、この他にも二酸化炭素や一酸化炭素、アンモニアなど様々なガスの可視化を通して、カーボンニュートラルへの貢献をしていきます。
製品概要
名称:LinkedAll Products社製「OGI 640」
対応ドローン:Matrice 300 RTKなど
検知可能ガス:主にメタン、プロパン、ブタンなどの炭化水素系ガス
寸法:幅71×奥行148×高さ73mm
重量:約1,150g
画素数:640×512
焦点距離:25mm
検知波長:3.2~3.42μm
■問い合わせ
株式会社アイ・アール・システム
https://www.irsystem.com/
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