ウシオライティング、製品検査装置「Vision Maker」の販売を開始 ー樹脂成形品の製品検査にソリューションを提供 ー

ウシオグループの一員であるウシオライティング株式会社(以下 ウシオライティング」)は、射出成形された樹脂製品の検査工程で使用する製品検査装置として「Vision Maker(ビジョンメーカー)」を完成させ、4月下旬から販売開始する。

「Vision Maker」は、射出成形品の製品外観検査工程において求められる、だれでも、初めてであっても簡単に使いこなせる操作性成形不良の高精度検出手ごろな価格をすべて満たした製品検査装置である。

成形品の製造プロセスにおける製品外観検査工程では、目視による検査が多くみられる。しかし、人による検査は「判断基準が曖昧になる」、あるいは「検査員の経験や体調によって差が生じる」など、バラツキが発生したり、手間やコストがかかる要因となっている。

このような問題を解消するために使用されるのが、外観上の欠陥を検出し良否判定を行う製品検査装置である。しかし、市場にある検査装置は、「機能が多すぎて、設定や操作が複雑で難しい」、「成形品の検査用として簡単な構成かつ廉価なものが欲しい」といった声が聞かれる。

これらのニーズに対して「Vision Maker」は、成形品の外観検査に特化させ、必要とされるハード、機能、性能のみをパッケージ化している。

初めてのユーザーでも簡単に設定・操作ができるうえ、価格も抑えることで、これまで導入が難しかった成形品製造プロセスにソリューションを提供する。

主なユーザーメリット

・ 製品検査の精度向上
・ ラインの効率化・省力化
・ タクトタイム(要求された品を1つ造るのに必要な時間)の削減
・ 検査および製造コスト低減
・ 多品種少量生産ラインの検査ニーズに対応

主な製品特長

・タブレットPCを使用した簡単設定、容易な操作

画面イメージ

フレンドリーなGUI(Graphical User Interface)環境により、画面表示に従って設定するだけで外観検査が可能。検査箇所も矩形と楕円形を組み合わせて領域設定するだけである。また、検査スタート信号および、OK/NG判定信号ケーブルを接続するだけで、すぐに使用することができる。

・最大4カメラ(12エリア)の同時検査に対応※標準は1カメラ
・位置ズレ補正をはじめとする充実した機能
・上記をすべて包括しながら装置の価格を抑制

主な用途(検査対象)

自動車、食品、医療・医薬、電子デバイス、精密部品、日用品など、樹脂成形品の成形後検査

主な構成品と標準的なシステム例(概念図)

システム構成写真

システム構成イメージ

※ 記載した製品仕様および外観は、販売開始までに予告なく変更する場合がる。

販売について

希望小売価格:150万円(標準仕様/税別)
販売目標:  100台(2021年度)
販売開始日: 2021年4月下旬

「Vision Maker」は当初から、将来的な応用分野の拡張、製品自体の発展性も考慮し、設計、開発している。今後は、成形品以外の製品検査なども視野に入れ、アプリケーション開拓や高機能化に向けて積極的にアクションする。

なお、「Vision Maker」の画像技術、操作性に関する優位性は、1984年に販売を開始し、以来、約40年にわたってバージョンアップさせてきた金型監視装置「PLUS-E」に裏づけられている。

現在、第6世代となる本製品で培ってきた画像処理に関するノウハウ、スキルのすべてを本製品に惜しみなく投入している。

■問い合わせ
ウシオライティング株式会社
産業事業部 プラスチック営業部
TEL:03-3552-8277 / Fax:03-3552-8283
http://www.ushiolighting.co.jp

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