IDTジャパン、業界最高クラスの高速、高解像度を実現した ハイスピードストリーミングカメラ製品「XSM」シリーズ5機種を提供開始

さまざまなハイスピードカメラや産業用カメラを開発・製造している米国IDT社(Integrated Design Tools, Inc.)の日本法人である、IDTジャパン株式会社(以下、IDTジャパン)は、超小型軽量(H58×47×44(mm)、約200g)で、業界最高レベルの撮影速度や解像度を持つハイスピードストリーミングカメラ新製品「XSM(エックスエスエム)シリーズ」5機種を、2021年2月15日より提供開始する。

また、「XSM」とPCを繋いで、リアルタイムで取得された画像データをPCのメモリ若しくはHDDに転送可能にするアダプタ「XSM Thunderbolt 3(エックスエスエム サンダーボルト3)」と、「XSM」カメラ最大4台とLIVE録画、再生を同時に可能にする8TBの大容量長時間記録用レコーダを繋げるアダプタ「XSM TIME CAPSULE(エックスエスエム タイムカプセル)」アダプターをオプション製品として同時に提供開始する。

超小型軽量で、高機能ハイスピードストリーミングカメラ「XSMシリーズ」の価格は、カメラ単体で242万円(税込)~となる。IDTジャパンでは、初年度の売り上げ目標として、2億円(「XSM」シリーズや「XSM Thunderbolt 3」アダプタや「XSM TIME CAPSULE」アダプター等を含める」)をめざしている。

半導体業界やAI活用、製造ライン監視、スポーツ中継やカジノの監視など、オプション製品との連携が生む、さらなる高機能なソリューション

超小型軽量で、高速および高解像度での画像取得が可能なハイスピードストリーミングカメラ「XSMシリーズ」は、オプション製品の「XSM Thunderbolt 3」アダプターを利用することで、特別なフレームグラバーボードを使用することなく、PCのメモリやHDDに直接画像データを転送でき、標準のコントロールソフトのほかにSDK、MatLabおよびLabVIEWのプラグインを付属している。

XSM thunderbolt3のアダプタ使用画像

半導体や半導体製造装置業界など、高精細な画像を必要とする製造業や幅広い研究・開発部門等で活用されるものと期待されている。さらに、開発者用SDKにはPythonを含みAIを活用するために大容量の画像データを取り扱いたいユーザにとっては非常に有効なツールとなる。

また、オプション製品の「XSM TIME CAPSULE」アダプタを利用することで、カメラと長時間記録用レコーダを繋ぐことができ、たとえば「XSMシリーズ」の4Kカメラ「XSM-4K」と4K(3,840×2,160)を使用した場合、毎秒1,000フレームで合計8TBの長時間記録を行える。

LIVEおよびレコーディングしながら、任意にスロー再生を行うことが可能で、製造ラインの監視システムのほか、スポーツ中継やカジノでの長時間監視などにも応用が期待されている。

XSM TIME CAPSULEのアダプタ画像

ポケットサイズでリアルタイムな配信が可能な高機能ストリーミングカメラ「XSMシリーズ」

新製品「XSM(エックスエスエム)」シリーズは、超小型軽量(H58×47×44(mm)、約200g)のハイスピードストリーミングカメラである。カメラがポケットサイズで非常に小さいため、従来設置できなかった所にも設置可能となる。

操作PCへの転送画像は「XSM Thunderbolt 3」アダプターを介してPCのメモリへリアルタイムで転送される。また、「XSM TIME CAPSULE」アダプタを用いて、長時間記録用レコーダを繋ぎ、長時間の監視を行いながら、任意のスローモーション画像をリアルタイムに確認することも可能である。

カメラレンズは、Cマウントレンズが標準となり、オプションとしてリモート操作ができるマイクロフォーサーズマウントも利用できる。

高機能ハイスピードストリーミングカメラ「XSMシリーズ」の特長

1)優れたカメララインナップ
 撮影速度、解像度にて優れた5機種をラインナップ
 XSM-1540   147万画素(1440 X 1024画素)4700fps
 XSM-HD    200万画素(1920 X 1080画素)5350fps
 XSM-3520   368万画素(2560 X 1440画素)2400fps
 XSM-4K    829万画素(3840 X 2160画素)1000fps
 XSM-5K   1470万画素(5120 X 2880画素)400fps

2)業界最小クラスを実現したコンパクトで軽量なボティ
 長さ58mm×高さ47mm×奥行44mm、重量200gの本体で、従来設置できなかった所での撮影が行える。

3)撮影画像データはコマ落ち無しにリアルタイムにPCに転送される
操作PC内のメモリやHDDに画像データを直接転送する。従来のハイスピードカメラのように、データの転送を待つ必要はなく、PCに大容量のストレージがあれば長時間の記録が可能である。

4)マウント
レンズ用のマウントは、Cマウント(標準)。オプションでMFTマニュアルも利用できる。

5)付属ソフト、開発ツール
標準のカメラコントロールソフトMotion Studioに加え、開発者用にSDK(Pythonを含む)、MatLab及びLabVIEWのプラグインを付属する。

応用分野

・工場/産業施設:産業機械の不具合対策(特に、半導体や半導体製造装置の製造ラインの監視)
・研究施設:研究開発分野での高速現象解明
・衝突実験:自動車・航空機・鉄道などの安全確認試験。安全装置の開発
・PIV(粒子画像速度計測):流れの可視化研究
・生物学用途:血流、細胞、微生物の研究
・分光学:レーザ、燃焼などの発光現象研究
・天文学:隕石の衝突、大気の揺らぎ研究
・IR施設(カジノ内での長期監視)
・スポーツ・バイオメカニクス  ほか多数

■問い合わせ
IDTジャパン 株式会社
TEL 03-6659-2681
E-mail:support@idt-japan.co.jp
http://www.idt-japan.co.jp/

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