東京ロボティクス、3次元カメラTorobo Eyeシリーズの新製品SL80を発表

東京ロボティクス株式会社は、3次元カメラTorobo Eyeシリーズの新製品として、従来モデルより計測レンジを拡大した「SL80」を開発した。

Torobo Eye SL80について

ロボットによるばら積みピッキングを主な用途として、昨年1月にリリースした構造化光方式(アクティブステレオ方式)の3次元カメラ「Torobo Eye SL40」は、先端的な取り組みをされている大企業の生産技術部やベンチャー企業、多くのロボット研究者に評価されてきた。

ユーザから、もう少し遠くの物体を計測したいとの要望があり、今回、計測レンジを1,000mmまで拡張した「Torobo Eye SL80」を開発した。正式リリースは、2022年6月より申込受付を開始する予定である。

特徴

小型・軽量
・カメラヘッドの重量が約500g、手のひらに乗るサイズのため、SL40同様にロボットへの手先取付が可能
・もちろん据え置きでの運用も可能

高速・高精度
・業界最速クラスの計測時間180ms
・深度計測の標準偏差0.1mm以下

プラグ&プレイで利用可能
・出荷時にキャリブレーション済

他のライブラリとの連携が容易
OpenCV、Open3D、ROSとの連携が容易

●視野範囲

※参考 SL40 視野範囲

■東京ロボティクスについて
東京ロボティクスは、『人間共存ロボット』の実現を目指す早稲田大学発のロボティクススタートアップである。

同社が目指す『人間共存ロボット』とは、製造現場だけでなく私生活を含めたさまざまな場面で、人に寄り添うロボットを指している。創業間もない時期は、力制御可能なロボットアームや双腕ロボットの開発を中心に行ってきた。

近年は、これまでの研究成果を更に前進させた力制御可能な最先端人型ロボットを開発するとともに、人間共存ロボット実現に必要な要素技術として、ビジョン(3次元カメラ)や画像認識・機械学習、遠隔操作など研究領域を広げている。また、研究開発にとどまらず社会実装する事業も加速しており、多くの大手企業と共同開発を進めている。

■問い合わせ
東京ロボティクス株式会社
https://robotics.tokyo/ja

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください