サンプリングレート500Msps、分解能12bitの A/D変換ボード「APX-5056」を開発

株式会社アバールデータ(以下アバール)は、Express Converterシリーズに新たにA/D変換ボード「APX-5056」を開発し、2019年9月11日より発売開始する。

「APX-5056」は500MSpsのA/Dコンバータを4CH実装した高速A/D変換ボード。DDR4メモリ8Gバイトを搭載し最大1G Pointサイズのデータを転送可能にしている。

PCI Express3.0 (Gen3) ×8レーンに対応している。「APX-5056」のような高速A/D変換ボードは、医療分野ではミクロン単位の高分解能・高速で撮像する「OCT」装置や気象分野や自動運転分野の「LiDAR」装置などで使用される。

製品の特長

● 最大500MSps可能なADを搭載
● ±1Vのシングルエンド入力4CH
● OFFSET調整機能
● 4CHのLVTTLレベルD-IO機能
● DDR4メモリを搭載し最大1G Pointサイズのデータを転送可能
● 外部トリガ入力・外部クロック入力を各1CH
●PCI Express 3.0 (Gen3) 8GT/s ×8 により、高速なデータが可能
●RoHS対応製品

パネル正面

APX-5056ブロック図

APX-5056はベースボードAPX-FB01とADC部のアドオンボードADF-5056から構成されている。

製品仕様

OCTとは

Optical Coherence Tomography(光干渉断層撮影)のこと。近赤外線を使用してミクロ単位の高分解能で高速な撮影を可能とする。

LiDARとは

LiDAR (Light Detection and Ranging)は、光を用いたリモートセンシング技術の一つで、パルス状に発光するレーザー照射に対する散乱光を測定し、遠距離にある対象までの距離やその対象の性質を分析する。

問い合わせ
株式会社アバールデータ
TEL:042-732-1030
E-mail:sales@avaldata.co.jp
http://www.avaldata.co.jp

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