Basler、1GigE/10GigEインタフェイスカードを 新たに発表

Baslerより、1GigE、10GigE対応のインターフェースカードが新登場。複数のGigEカメラをホストコンピューターに接続できるこのインタフェイスカードは、一般的な運用環境やOSの更新に対応できるよう、ライフサイクル全体にわたって徹底した試験を受けており、Baslerカメラ、pylon SDKとも最高の互換性を実現している。

コンピュータビジョン向け画像処理機器メーカのBaslerは、製品ラインナップを大幅に拡充し、自社ブランドのGigE Visionインタフェイスカード計7モデルを新たに発表した。

新登場のインターフェースカードは、1Gig、1GigE PoE(Power over Ethernet)、10GigEに対応し、ポート数は1~4。

用途に応じてスイッチを追加することにより、最高データ転送速度を維持しながら、ネットワーク内のカメラ台数を増やせるなど、既存のコンピューターのLANポート数が足りない場合(別の機器用のコントローラーがすでに接続されているなど)や、電源供給を行うPoE機能が搭載されていない場合を含め、さまざまな環境下で複数のカメラを運用できる。

製品ラインは、スタンダードラインとプレミアムラインの2種類。そのうち、画像取得の安定性を重視して開発されたスタンダードラインは、1GigEカード(ポート数1、2、4)と10GigEカード(ポート数1)の計4モデル。

一方、要件の厳しい用途に最適なプレミアムラインは、1GigEカード(ポート数1、2、4)計3モデルのラインナップで、データ転送と電源供給を同時に行うPoEに対応しているため、配線の簡易化によるコスト削減や不具合防止が期待できる。

いずれのモデルも、対応するスイッチと組み合わせれば、カメラの接続台数を増やすことが可能。1ポートの10GigEインタフェイスの場合で、最大10台の1GigE対応カメラを接続できるなど、用途の幅がさらに広がる。

しかも、同一メーカ製品としてBaslerカメラと同じMACアドレスを使用しているため、セキュリティの確保や効率的な接続制御(MACアドレスフィルターの設定)を目的としたトラフィックの制限を含め、高度なネットワーク管理を簡単に行うことができる。

このほか、pylon SDKとの互換性も確保。撮影関連の設定を調整することにより、インタフェイスカードの性能がさらに向上する。

Baslerでは、GigE Visionだけでなく、USB 3.0、CoaXPress 2.0に対応したインタフェイスカードも豊富に取り揃えている。
詳しくはbaslerweb.com/pccardsよりご覧できる。

■問い合わせ
バスラー・ジャパン株式会社
https://www.baslerweb.com/jp/

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