日本エレクトロセンサリデバイスは40年以上にわたり産業用ラインスキャンカメラを市場に提供しているカメラメーカである。本稿では、2015年より取り扱いをはじめたSeek Thermal社の赤外線カメラの製品の紹介を行う。
Seek Thermal社の紹介
Seek Thermal社は、米国カリフォルニア州サンタバーバラに本社がある赤外線カメラのメーカであり、SeekThermalブランドの製品、OEM製品の設計、製造、販売を行っている。 Seek Thermal社の赤外線イメージングのマーケットは、低コストの非冷却マイクロボロメータベースの熱画像装置の幅広いアプリケーションとなり、主なターゲット市場には、以下のようなアプリケーションがある。
• 電気設備の保守点検
• 機械、空調の監視と検査
• 建築物の監視と検査
• 屋根の検査
• セキュリティと監視
• オートモーティブ
Seek Thermal社のサーマルカメラ
Seek Thermal社では、スマートフォンやPCに接続が可能なモデルや、モニタ等が一体となったハンドヘルドタイプのサーマルカメラ等を多数低コストにて製品化しており、今回はこれらの製品を紹介する。
超小型サーマルカメラ「Seek Compact」 (図1)
Compactは、スマートフォン用に設計された最もコストパフォーマンスに優れたサーマルカメラである。206×156画素の解像度で画角は20°と36°のモデルを用意している。 Android用、iOS用のラインナップがあり、スマートフォンのアプリにて熱画像を容易に取得可能である。表1にSeek Compactの主な仕様を示す。
超小型サーマルカメラ「Seek CompactPRO」 (図2)
CompactPROは、スマートフォン用に設計された新型のサーマルカメラである。320×240画素の高解像度で画角は32°である。Android用、iOS用のラインナップがあり、スマートフォンのアプリにて熱画像を容易に取得可能であり、表示温度範囲の調整、レベル、放射率設定機能も有する。CompactPROはこの前例のない性能を手頃な価格で提供する製品である。表2に主な使用を示す。
ハンドヘルドタイプサーマルカメラ「Seek Reveal」 (図3)
Revealは、モニタ、バッテリを内蔵したハンドヘルドタイプのサーマルカメラである。206×156画素の解像度で画角は20°と36°のモデルを用意している。持ち歩きやすい小型・軽量の筐体であり、操作は3個のボタンで簡単に行うことができる。熱画像は内蔵するmicroSDカードへPNG形式で保存が可能である。表3に主な仕様を示す。
ハンドヘルドタイプサーマルカメラ「Seek RevealPRO」 (図4)
RevealPROは、モニタ、バッテリを内蔵したハンドヘルドタイプの新型サーマルカメラである。320×240画素の高解像度で画角は32°である。持ち歩きやすい小型・軽量の筐体であり、操作は3個のボタンで簡単に行うことができる。熱画像を容易に取得可能であり、表示温度範囲の調整、レベル、放射率設定機能も有する。熱画像は内蔵のストレージへPNG形式で保存が可能である。表4に主な仕様を示す。
おわりに
日本エレクトロセンサリデバイスでは、Seekthermal社の製品のほかにも赤外線カメラの製品化を計画している。これからも皆様のお役に立てる高性能のサーマルカメラを紹介していく所存である。
■お問い合わせ
日本エレクトロセンサリデバイス株式会社
TEL:03-5718-3181
E-mail:info@ned-sensor.co.jp
URL:http://www.ned-sensor.co.jp/
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