SFP+光インタフェイスを備えた産業用カラーラインスキャンカメラ 3 モデルを新たに発売

株式会社ジェイエイアイコーポレーション (以下、JAI) は、Sweep および Sweep+シリーズの高速メガピクセルカラーラインスキャンカメラ 3 機種に、新たに SFP+(Enhanced Small Form-Factor Pluggable)インタフェイスを備えたモデルが加わることを発表した。

新モデルは 10 ギガビットイーサネットネットワークを備えている。4096 ピクセルの CMOS センサを 3 枚搭載した SW-4000T-SFP と、4096 ピクセルの CMOS センサを 4 枚搭載し、可視(R/G/B)と近赤外領域(NIR)を同時に撮像可能な SW-4000T-SFP は、プリズム分光式カラーラインスキャンカメラ。

4096 ピクセルを最大 66kHz のラインレートで出力可能な SW-4000TL-SFP は、トライリニア式カラーラインスキャンカメラである。

SW-4000TL-SFP

SFP+インタフェイスはコンパクトで、光ファイバケーブルを介してデジタルデータを送受信するトランシーバモジュールを利用
したネットワークインタフェイスである。

光ファイバケーブルは電磁干渉やクロストークの影響を受けないため、SFP+インタフェイスは、きわめて高いデータレートでデータ損失の問題がないだけでなく、非常に長いケーブルでもレイテンシー(データ伝送遅延)が低く、低ノイズかつデータ欠損のない状態で大容量のデータパッケージ伝送を可能にするなど、さまざまな利点を提供する。

新製品のカラーラインスキャンカメラは、OM4 タイプの光ファイバケーブルを用いて最大ケーブル長が 400m の10GBASE-SR(Short Range:短距離)。

OS2 タイプの光ファイバケーブルを用いて最大ケーブル長が 10km の10GBASE-LR(Long Reach:長距離)。

光ファイバケーブルのケーブル長が最大 40 km という 10GBASE-ER(Extended Reach:超長距離)に対応している。

SW-4000T-SFP と SW-4000Q-SFP では、ユーザが選択可能な 2 つの画素サイズモードを用意している。7.5×7.5µm(Mode A)は、素早い応答性が要求される用途に適している。

一方 7.5×10.5µm(Mode B)は、光量が多い環境や低速のラインレートで動作させる場合に、より高いダイナミックレンジと S/N 比を提供する。

SW-4000TL-SFP の画素サイズは、7.5×7.5µm 固定です。加えて、CMOS センサはそれぞれが隣接する 2 つのラインをもっている。この配列により、水平方向だけでなく、垂直または水平垂直両方のビニングが可能である。

また、新製品のカメラには、充実した色空間変換機能が搭載されている。RGB 標準形式を sRGB や Adobe RGBだけでなく、HSI や CIE XYZ へ変換することもできる。

さらに本機能はプログラマブルになっており、ユーザが変換テーブルを定義して特定の目的に適した色空間変換をカスタムでプログラムすることも可能である。

他にも基本機能として、ゲインコントロール、黒レベル補正、マニュアル/自動ホワイトバランス調整、シェーディング補正、
PRNU/DSNU 補正や ROI 機能を備えている。

問い合わせ
株式会社ジェイエイアイコーポレーション
https://www.jai.com/jp/

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