ロボットのいるくらしの実現を掲げる株式会社アールティ(以下アールティ)と1920年創業のはかりメーカ大和製衡株式会社(以下大和製衡)がコラボレーションを行い、計量作業に革新的な省人化を実現する自動計量供給システムを開発した。
革新的な省人化を実現
大和製衡の半自動計量機「TSD-N3™」(ティーエスディーニュースリー)は載せ台の上に商品を置くだけで最適な組み合わせを瞬時に判断し、コンベヤで排出する。
この、載せ台に載せる作業をアールティの人型協働ロボット「Foodly」に任せることにより、革新的な省人化を実現することが可能になる。
両製品を導入いただくことで、食品製造業におけるトータルラインの生産性向上、省力化、省人化を実現できる。また、既にTSD-N3™を導入いただいている現場にFoodlyのみを導入して自動化することも可能です。
TSD-N3™の特長
食品の定量計量作業に最適なコンパクトな組合せはかりである。キャスター標準装備により、移動や収納時の機器搬送を楽に行うことができる。
14個の載せ台に被計量物を載せるだけで瞬時に目標重量値に最も近い組合せを選択し、排出する。人手による合わせ込み作業が不要なので、商品が傷みにくくなる。
また、載せ台とコンベヤの高低差が少ないため、割れ・欠けが気になるものにも使うことができ、さまざまな商品に対応したオプションも幅広く用意している。
計量・搬送コンベヤおよびコンベヤベルトは工具レスで脱着可能で、器物の丸洗いが可能である。防塵・防水等級はIP67ですので、衛生的である(指示計のみIP65)。
Foodlyの特長
AIビジョンシステムによりばら積みの食材をひとつひとつ認識してピッキングし、ベルトコンベアのラインで人の隣に並んで働くことができる世界初※のロボットである。人ひとり分のスペースで稼働し、安全柵や工事なしで導入することができる。
2021年より標準構成モデルを正式発売し、食品メーカでの試験導入を進めている。日本惣菜協会が主導する経済産業省のプロジェクト「令和3年度 革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」でも採用されている。
同年3月には海苔巻きロボットと連携してセル生産方式で海苔巻きを製造する新たなコンセプトモデルを発表するなど、ライン生産以外にも活用の幅を広げている。
※2018年10月プロトタイプ発表当時
両社のコラボレーション内容は2022年2月15日~18日まで東京ビッグサイトにて開催される「JAPAN PACK2022」展の西展示棟B-01大和製衡株式会社ブース内で初展示される。
■問い合わせ
大和製衡株式会社
https://www.yamato-scale.co.jp/
株式会社アールティ
https://rt-net.jp/
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