ディープラーニング機能をさらに強化した画像処理ソフトウェア 「MVTec ディープラーニングツール ver0.3」を提供

IIoT(Industrial IoT)分野における最先端技術の技術商社である株式会社リンクス(以下 リンクス)では、2020 月 2 月 6 日より、ディープラーニング導入の敷居を下げるソフトウェアの最新版「MVTec ディープラーニングツール ver0.3」の提供を開始した。

リンクスは、1997 年に MVTec Software 社と日本国内における総代理店契約を締結しており、以来、同社が提供する画像処理ソフトウェア「HALCON」を日本国内の企業を対象に独占的に販売しており、半導体をはじめとする電気・電子部品、自動車、航空宇宙、金属加工、農業、物流、医療、印刷、小売等、画像処理が必要なさまざまな業界において数多くの企業で利用されている。

特に、AI・ディープラーニング機能を搭載したことで、自動車業界や食品業界をはじめとする、多くのユーザに定評を得ている。

ディープラーニングを用いて良否判定を行う場合、トレーニングを行う画像を準備し、各画像が属するクラスを設定する必要がある。

また、オブジェクト検出などを行う場合は、画像のどこに何があるか、領域を一つひとつ設定する必要がある。

これらの「アノテーション」作業には、多くの時間を費やすことが想定され、それがディープラーニング導入の障壁となっている。

MVTec ディープラーニングツール ver0.3の概要

MVTec 社が提供する「MVTec ディープラーニングツール ver0.3」は、マウス操作によりアノテーション作業工数の削減を実現する画期的な製品である。

本ツールは、「画像分類」と「オブジェクト検出」のアノテーション機能を有している。画像分類のアノテーションを行う際は、対象となる画像群を追加し、アノテーション実行画面上で各画像に対して適切なクラスを設定する。

また、レビュー画面でアノテーション結果の確認やクラスの修正も可能である。

オブジェクト検出のアノテーションは、アノテーションを行う画像群を追加した後、検出するクラス名を指定し、マウス操作で矩形を描画するだけで、簡単にトレーニングデータを作成することができる。

ディープラーニングツールを用いたアノテーションの結果は、HALCON 独自の dictionary 形式で保存され、このdictionary 形式ファイルには、画像データパスやクラス名、位置情報が含まれており、この後のトレーニングステップへのスムーズな移行を実現する。

製品名:「MVTec ディープラーニングツール ver0.3」
提供開始日:2020 年 2 月 6 日~
提供形態: Web サイトより無償ダウンロード
https://linx.jp/product/mvtec/halcon/dl_tool.html

株式会社リンクス
TEL:03-6417-3371
E-mail:info@linx.jp
https://linx.jp/

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