スカイロジック、流通・輸出入向け – 箱寸法と重量を同時に2秒で測定する自動計測システム BoxMetrixを開発

株式会社スカイロジックは、荷物や貨物のサイズ/重量を同時に2秒で自動計測するシステム BoxMetrix(ボックスメトリックス)の販売を開始した。

輸出を始めとした荷物の輸送では、箱の正確な寸法と重量を書類に記載する必要がある。これまでは、多くの作業現場で人がメジャーと量りでサイズと重量を計測し、手書きで計測値を記入していた。

そのため作業者が目盛りを読み間違えたり、手書き時に計測値を誤記入したりするミスが発生していた。さらに帳票などに計測値を転記する際にも同様のミスが発生するリスクがあった。

「BoxMetrix」を使えば、作業者は箱を置くだけで幅+奥行+高さと重量が自動でCSVファイルやレシートプリンタなどに出力され、帳票などの自動作成も可能になる。

コンベアなどを使わないシンプルな構成のため、既存の作業スペースにカメラをポン付けしてすぐに使い始めることができる。

BoxMetrixの3つの特徴

1. 箱を置いて2秒で幅・奥行・高さ・重量の値を出力。読取り間違いや転記ミスが発生しない。
2. 高画素カメラによる正確な画像処理。メジャーやペンを持つ必要がない。
3. カメラをポン付けしてすぐに使えるシンプルな構成。

BoxMetrix誕生の背景

「一日に何百箱も計測しなければならない」「作業の負担を減らしたい」「転記で寸法を間違えた」など、これまで同社には計測作業の負担軽減やミス防止に関する問い合わせが寄せられていた。

これまで産業向けの画像処理システムを開発していた同社は箱の寸法計測を画像処理によって自動化することに取り組んでいたが、計測精度や使い勝手の点でさまざまな課題に直面した。

そこで一旦システム構成を見直し、精度と安定性の向上のため高画素の産業用カメラを使用し、さらに計測アルゴリズムを根本から変更した。また、使い勝手向上のため、計測に必要な操作を削減していった。

その結果、置くだけで正確に計測し、データの出力と保存ができるにシステムが完成した。

BoxMetrixを使うことにより手作業で生ずる手間やミスを削減し、多数の箱を正確かつ短時間で計測できるようになる。

BoxMetrixの使い方

カメラを上方に取り付け、カメラの真下に重量計を置く。重量計の上に計測対象の箱を置くことによって重量計が重さを自動的に検知し、計測を実行する。

計測データはCSVファイルや画像として保存されるほか、レシートプリンタに出力することができる。

BoxMetrixシステム概要

名称:BoxMetrix (ボックスメトリックス)
システム価格:140万円
発売日:2022年5月30日

■問い合わせ
株式会社スカイロジック
https://www.skylogiq.co.jp/

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