東京エレクトロン デバイス株式会社(以下、TED) は、Cerebras Systems(セレブラスシステムズ)と販売代理店契約を締結し、超高速ディープラーニングシステム「CS-1」の受注を開始した。
「CS-1」について
「CS-1」は、ディープラーニング専用の超高速システムである。「CS-1」には、ディープラーニング専用に設計された21.5cm角の大型半導体「WSE(Wafer Scale Engine)」を搭載している。
「WSE」は積和演算を実行する40万個のコアと18GBのSRAMのオンチップメモリを実装しており、セレブラスシステムズ社の調べでは、現在の最大のGPUチップと比較して、56倍の面積、78倍の演算コア、10,000倍のメモリバンド幅、33,000倍のファブリック帯域をもち、GPUベースの従来システムに比べ学習時間を大幅に短縮することができる。
ディープラーニングの専用システムとして最適化したことで、設置面積は標準19インチラック15U相当、最大消費電力が20KWと、従来システムと比べ小型化、低消費電力を実現している。
また、TensorFlowやPyTorchなどの主要なマシンラーニングフレームワークを統合するので、ユーザはワークフローを変更せずに学習を開始することができる。
TEDでは「CS-1」を、ディープラーニングが応用される幅広い分野への提案活動を行い、導入サポートやAIによるサービスの提供を行っていく。
「CS-1」仕様
製品イメージ
「CS-1」の機能・特徴
・すべてのディープラーニング・モデル(CNN、RNN、LSTMなど)に対応予定
・主要なマシンラーニングフレームワーク(TensorFlow、PyTorchなど)に対応予定
・ユーザーのワークフローを変更せずに使用可能
・1枚の300mm Wafer上にカスタムASICをアレイ化して実装
・データセンターでの19インチラックへの設置が可能
・従来システムと比較して、学習時間の短縮と小型化・低消費電力を実現
■問い合わせ
東京エレクトロン デバイス株式会社
TEL:03-5908-1981
お問い合わせフォーム:https://cn.teldevice.co.jp/product/cerebras/form.html
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